治療院経営成功の実学

自由診療を増やす非常識な王道

治療院のKBFを知る

どんなに治療技術が高くても、患者に選ばれなければ、増患することはできません。逆に、治療技術は普通でも、患者に選ばれれば、売れてる治療院になることができます。

 

患者様に選ばれる治療院になるには、患者さんが何で治療院を選んでいるのかを知るべき。

そこで出てくるのが、KBF(Key Buying Factor:購買決定要因)。顧客が何かを購入を決定するときに重視する要素です。

出典:photoAC

 

例えば、飲食店の代表的なKBFは、味、価格、雰囲気、サービス、立地、キャラクター(店主やスタッフの人柄や個性)の6つ。

 

料理の味は普通だけど、価格がすごく安いお店。料理の味は普通で、金額は高いけど、夜景が絶景なお店(雰囲気)…など、KBFのどれかの要素が飛びぬけていると、他の要素が弱くても、そのお店はお客に選ばれます。

また、料理の味がそれなりに美味しくて、価格もリーズナブルで、対応が丁寧(サービス)など、KBFのいくつかの要素が優れていれば、そのお店はお客に選ばれる。

つまり、どれかの要素が飛びぬけているか、いくつかの要素が優れていれば、その御店は流行るのです。

ひとつ飛びぬけたものがあれば流行る

いくつかが平均以上だと流行る

 

KBFとは、言い換えれば、顧客が魅力を感じるポイントです。

ですから、代表的なKBFが分かると、魅力を見つけたり、強化したり、打出しやすくなります。

 

では、治療院のKBFは何でしょうか?

 

実は、治療院のKBFは飲食店に似ていて、治療技術(専門性も含む)、治療費、対応、雰囲気、立地、キャラクターの6つ。

 

例えば、治療技術が飛びぬけて高く、その治療院でしか治すことができなければ、治療費が高くて、無愛想でも患者は魅力を感じてくれます。

治療技術は普通より少ししか高くなくても、しっかり症状をヒアリングして的確なアドバイスをしてくれるなど接客レベルが高ければ、患者は魅力を感じます。

治療技術は普通でも、治療費が安くて、通勤や通学の際に通いやすい立地で、院長が面白いキャラクターであれば患者は魅力を感じます。

 

このように、治療院もKBFのいずれかの要素が飛びぬけている、もしくは、KBFのいくつかの要素が優れていると、患者は魅力を感じてくれるのです。

 

 

「先生の治療院の魅力は何ですか?」とお聞きすると、ほとんどの方が答えることができません。自院の魅力が理解できていなければ、それを患者に伝えることはできません。

 

KBFに当てはめて考えれば、魅力を見つけだすことも、強化することも簡単になります。

そして、その魅力を伝えれば、患者様に選ばれやすくなり、自由診療の集客ができるようになるのです。