治療院経営成功の実学

自由診療を増やす非常識な王道

売上を伸ばすためにやるべき事

治療院で売上を伸ばすためにやらなければいけないことは、とてもシンプル。

一生懸命仕事に取り組んでいて、治療技術に自信があり、既存の患者から評価をしてもらえているとしたら、「自由診療を増やす」「定期メンテナンスを増やす」「口コミを増やす」の3つを実行すれば売上を伸ばすことができます。

 

もし…。

真面目に仕事をしていない、治療技術が標準以下、既存の患者様からの評価が低い…と言うようでしたら、売上を伸ばす取組をする以前に、まず、そちらの問題解決に取り組むようにしてください。

 

この3つの中で引っかかるとしたら、「治療技術に自信がある」の部分だと思います。

治療技術が高ければ流行るはずだ…と考えて、セミナーや講座に参加している先生は少なくありませんよね。

 

でも、治療技術を高めたからと言って、流行る治療院になることはできない。

何故なら、治療技術が高いことは、料理店で料理が美味しいというのと同じように、治療院としてマストな条件だからです。

 

不味い料理を出すお店は、流行ることが無い。

でも、美味しい料理を出せば流行るのかと言うと、そうでないのです。

出典:たべごと写真

 

先生にも行きつけのお店があると思うのですが、そのお店は味だけで選んでいないはずです。

味は普通だけど、価格が安いから行っているお店。味は普通だけど、雰囲気がいいから行っている店。味は普通だけど、職場や自宅から近いから行っているお店…等など、料理の味以外の理由で行きつけになっているお店の方は多いはず。

もちろん、料理が不味ければ行きつけになることは無いでしょうが、必ずしも、料理の味が最高レベルかどうかでお店を選んでいるわけでは無いはずです。

 

治療院も同じです。

治療の腕前が下手で、治すことができなければ患者は来ません。

でも、標準的な技術力を持っていれば、患者に選ばれる治療院になることはできる。

 

実際、治療技術のレベルは高いのに閑古鳥が鳴いている治療院もあれば、自院より治療レベルが低いのに流行っている治療院もあるのが現実です。

 

ですから、一般レベルの治療技術があれば、それは、「治療技術に自信を持っている」と言っていいのです。

 

治療技術が高ければ流行るはずだ…と言うのは、多くの治療家が持っている妄想。

もちろん、プロとして技術の向上を目指し、治療技術を学ぶことは良いことです。でも、治療技術が高ければ流行るのかと言うとそうではない。その現実をしっかり認識しておくことが大切なのです。