治療院経営成功の実学

自由診療を増やす非常識な王道

はじめに

接骨院整骨院は、長らく保険診療を主な収益源としてきました。

しかし、保険診療だけでは十分な売上を作り出すというのは、かなり難しくなっています。

 

それは、ご存知のように、保険診療の範囲内では、骨折、脱臼、捻挫、筋ちがい、挫傷などといった、数少ない症例しか扱うことができないのと、国の政策として、今後、保険の治療費は縮小されていくと考えられるからです。

 

 

これに加え、競合が確実に増えています。

平成20年度、接骨院整骨院の施術所の数は34,389箇所でしたが、平成30年度には50,077箇所になっていますから、10年でおおよそ1.5倍も増えたことになります。

 

また、整骨院接骨院などの施術所のみならず、整体院やカイロプラクティック店といった、近しいサービスを提供する施設も増加傾向にあります。

整体院やカイロプラクティックなどの施設は約6万店舗にも及ぶと言われており、整骨院接骨院などの施術所と合計するとおおよそ11万店舗もの規模になるのです。

 

競合が増えれば、当然、戦いは激しくなるもの。

この競合が増えたことと、保険診療では十分な売り上げの確保が難しくなっていることが、整骨院接骨院の経営状況を厳しいものにしている根底的な原因です。

 

「何とか、治療家として収入を増やしたい!」

そんな風に考えているのは、柔道整復師だけではありません。

整体院やカイロプラクティックなど、健康保険を使うことができない先生も、競合増える中で、十分な売上を作り出すための患者数を確保することができずに苦しんでいるところが増えているのです。

 

でも、誤解を恐れずに言うと、国家資格を持った先生の施術所であれ、無資格の先生の治療所であれ、いわゆる治療院で売上を伸ばすことは難しいことではありません。簡単とは言いませんが、とてもシンプルなやるべきことを確実にやっていけば、患者数を増やし、売上を伸ばしていくことができるのです。

 

このblogでお話しすることは、治療家の先生にとっては非常識に感じることも多いと思います。しかし、実はそれこそが治療院経営を成功させるための王道なのです。

非常識な王道を実行することで、地域や立地に関係なく売上を伸ばしていくことがでるはず。是非、ワクワクしながら読み進めてください。

 

出典:pixabay